モニターの充実


(写真121白杖人物)

モニター登録数2019年現在56人、登録増加中の人気の研究室

当研究室で最も重視したのが人材とその組織です。社員ではなく登録制にしました。当社の事業の中では、商品開発に伴うマーケティングリサーチの仕事が多いと想定できるので、大勢の人材(モニター)を確保する必要があるためです。

当研究室は実績を重ねるのと同時に視覚障がい者を中心として登録を希望されるモニターの方が続々と増えています。このためモニター層が充実し、様々なタイプのモニターが揃いました。

日本視覚障害者団体連合様や地元の横浜市視覚障がい者福祉協会様、神奈川県社会福祉協議会様から評価を受け、ご紹介がかなった結果でもあります。

モニターの個人情報の開示できる研究室

登録時必ず面接を行い、フェイスシートに記入(代筆)します。一般的な質問だけでなく、特に障がい者のモニターの人には障がいに関わる項目に回答してもらいます。詳細に正確に答えていただくことは、調査分析の結果に深く関わる情報になるからです。

モニターからの信頼が厚く、モニター登録時に個人情報開示の了承を得ています。(障がいの原因の病名や事故名、障がいの種類や等級、視野狭窄や視力低下による見え方などを開示します。ただし氏名、連絡先アドレス、住所などの個人を特定するものは除きます。)

これにより、偏りのない分析結果を得ることができます。

視覚障がいといっても全盲とロービジョン(弱視)があります。また重複障がいがあります。視覚障がいと聴覚障がいが重複する場合や視覚障がいと手足の障がいが重複する場合、そして知的障がいが重複するなどがあります。障がいの種別や等級、病気の種類や程度、事故の内容や怪我の程度など視覚障がいの原因などによって見え方は全く異なります。

視野についても外周が欠ける人や中心が欠ける人がいます。このような各人の貴重な(見え方のデータ)を管理しています。

これらにより、当研究室は他社と比較して、モニター層の差別化を図ります。

限定的な障がい者施設や盲学校に頼らないモニター層をもつ研究室

障がい者が通う施設や学校の利用者をモニターとすると、サンプルに傾向が表れて公正な調査結果を得られない場合が予想されます。調査ごとに適材適所のモニターを派遣することができます。

大学、医療機関、福祉団体との太いパイプがある研究室

代表が所属している学会や研究機関、福祉団体の交流を通じて、 貴重な情報や動向を入手できます。また、当研究室から活動情報を発信できます。

モニター組織の充実

当事業で最も重視したのが人材とその組織です。社員ではなく登録制にしました。当社の事業の中でもマーケティングリサーチの仕事が多いと想定できるので、大勢の人材(モニター)を確保する必要があるためです。モニターが歩行困難なため気軽に集まれるように横浜市在住・在勤を原則とします。ただ集合せず郵送やメールで対応する調査もあることから他県のモニターも受け入れます。登録時必ず面接を行い、フェイスシートに記入(代筆)します。一般的な質問だけでなく、特に障がい者のモニターの人には障がいの種類や各障がいの等級程度、障がいの原因となった病名、事故、白杖使用の有無も回答してもらいます。詳細に正確に答えていただくことは、調査分析の結果に深く関わる情報になるからです。

これにより、当社は他社と比較して、モニター層の差別化を図ります。

かつての主な業務

1.環境のリサーチ


(写真122ラポール調査)

横浜ラポール点字誘導ブロックの比較調査(UD型商品とバリアフリー型JIS規格商品)2016.10

2.知育玩具の提案

バンビーノ社穴あきトランプ「こどもトランプ」への提案 2017.02


(写真123バンビーノトランプ17.02)

3.展示会の企画

横浜美術館視覚障がい者のための解説ツアー調査 2017.10


(写真124横浜美術館鑑賞17.10)

視覚障碍者が運営する研究室

消費弱者や生活弱者の思いを充分に理解し、改善点等を的確に指摘できます。

美術家で視覚障がい者の代表のキャリアを生かした提案ができる研究室

他にない独創的で新鮮なアイデアを提案できます。視覚障がい者が運営するデザイン研究室の代表は全体の調査に関わります。またデザイナーとしての感性を生かすだけでなく代表自身の視覚障がい者の立場から同じハンディを持つモニターの方々の感想や意見から得た調査結果を深く読み取ることができます。