ヨコハマSASユニバーサルデザイン研究室とは
40代まで健常者として、デザイナー、美術教師、造形作家としてのキャリアを過ごしながら、現在は重度の視覚障がい者として活動する代表 鈴木佐知子が、そのキャリアを生かして運営する、横浜のユニバーサルデザイン(UD)研究室です。
ユニバーサルデザインの商品やサービスの開発・マネジメントリサーチ・コンサルティング、国際ユニバーサルデザインマナー研修や検定などの業務を行っています。
事業名「SAS」の由来
「SAS」は代表者の頭文字ですが、一方に茶(SA)、茶道の伝統文化と日本古来の色、形、材質、技を継承する願いをもっています。また、「SAS」は他に身体障がい者(S)や視覚障がい者(S)双方がUDをつうじて社会愛(A)をつくりあげるイメージを込めています。
晴眼者と視覚障がい者が協業する研究室
視覚障がい者と晴眼者の共同の仕事のメリットを発揮します。互いに助け合います。同時にチェックし合い、事前にミスを防ぎます。組織の慎重さが顧客の信頼を得られます。依頼者が抱く「障がい者の事業への不安」を取り除きます。
事前事後の打ち合わせだけでなく、作業途中のやりとりも行います。依頼者の要望に応える姿勢を常に示します。
障がい者のハンディを、晴眼者がチェック後補足できるので安心してご依頼いただけます。晴眼者と視覚障がい者の協業による質の向上、「丸投げできる」信頼性
視覚障がい者だけでは進めにくいことを、晴眼者のグループの協業により、アウトプットの質の向上が見込めます。またUDは視覚障がい者だけでなく、晴眼者にとっても使いやすいものでなくてはなりません。両方からのアプローチにより、よりよいUD開発に携われると考えています。実査から結果分析報告まで一貫した仕事を丸ごと安心してまかされるようになります。
所在地・連絡先
- ヨコハマSASユニバーサルデザイン研究室
〒221-0052
横浜市神奈川区栄町10-35
ザ・ヨコハマタワーズW911
TEL: 080-1234-2737
代表プロフィール
ヨコハマSASユニバーサルデザイン研究室
代表:鈴木佐知子
ご挨拶
代表の鈴木佐知子と申します。
これまで、私は二十代はデザイナ-、三十代から美術科教師、造形作家として30年あまりにわたり活動してまいりました。しかし、網膜の病気が進行し平成19年には重度の視覚障がい者として行政より認定されました。
それまで、私の仕事はすべて視覚によって成り立つ職業でしたから将来の道が閉ざされたという思いに、大きく落胆と挫折を味わいました。10年を経て、美術のキャリアに、視覚障がい者の個性をプラスして盲女美術家として、この程ユニバーサルデザイン研究室を開設するはこびとなりました。障がいの社会モデルに基づき「平等と感謝の精神」をもつ研究室を目指します。
ユニバーサルデザインの用語は数十年前にアメリカから導入された概念でした。しかし、我が国においては、すでに日本人の心にある伝統的な考え方でした。それは、日本古来の茶道の精神と相通じるものでした。「一つの空間で招いた人々を平らにもてなす。
集まった全ての人に楽しく快適な場所と時間を提供する」の考え方は、真にユニバーサルデザインの考え方に他なりません。つまり新しい考えですが、元々日本には、伝統的な振る舞う姿勢でした。当研究室は茶道の精神をベースに仕事をしてまいります。
代表プロフィール
《略歴》
1993年 横浜国立大学教育学部美術教育学科修士課程修了
1999年 東京学芸大学教育学部芸術学科博士課程修了
デザイン教育に関する論文多数
大学美術教育学会会員、日本デザイン学会会員、日本美術教育連合会員、INSEA(国際美術教育連合)会員、モダンアート協会会員
《画歴》
神奈川県展協会賞、和歌山洋画100大賞展、アメリカ大賞展(ブロンクス)美術館、各受賞
村松画廊(東京銀座)、シロタ画廊(東京銀座)、ギャラリー福山(東京銀座)、相鉄ギャラリー(横浜)、万国橋ギャラリー(横浜)等個展グループ展、セ-ラムギャラリー(2011年ニューヨーク)、ギャラリーサテリット(2014年パリ)作品発表
目標~私の願い
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障がい者の独自の視点で行う調査と相談で、ご依頼者様の商品とサービスの売り上げ向上をめざします。
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小回りのきく営業活動でお客様を獲得し、誠実で丁寧な仕事を通じてリピーターを得ます。
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ユニバーサルデザインを広く社会に普及します。
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障がい者から発信する事業で障がい者の就労を促進し、社会貢献とビジネスを提供します。